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活動レポート 更新日 : 2019年12月18日

【開催報告】12/15主催イベント「めざせサバイバルマスター」

いつ起こるかわからない、いつ起こってもおかしくない災害。

災害時は日常とは異なり、
必ずしも、おとなが近くにいて助けてくれるとは限りません。
子どもたちが、自分で自分のいのちを守り、
そして、できれば、自分のまわりの人たちも助けることができるように。

そのための体験と学びの場をもっと増やしたいと思い、
72時間サバイバル教育協会の皆さんを甲山森林公園にお招きし、
「めざせサバイバルマスター」を開催しました。

8つのサバイバルプログラムを受講・検定合格すると、
サバイバルマスターとして認定されます。
今回は、8つのうち「Fire(火)」のプログラムです。

●甲山森林公園は、火気の使用を禁止されている公園です。
昔、甲山の木々は火事で燃えてしまったこともあるのです。
火はとても危険なものですが、

だからこそ、
火を避けて遠ざけるのみならず、
火の特性を理解し、安全に使う方法を多くの方々に知ってほしいと思い、
今回特別に、火の使用の許可を取り、開催しました。
通常は火気厳禁ですので、ご理解ご協力お願いいたします。
火起こしやBBQをご希望の方は、
お隣の西宮市立甲山自然の家キャンプ場にお問合せください。●

今回は、小学生12人とおとな(お父さん)2人の合計14人が
Fireプログラムにチャレンジされました。

まずは、オリエンテーションから。
失敗をおそれず、じぶんでいろいろ試してみようと
ディレクターの三浦さんよりお話。
保護者の方々へも、子どもたちの学びを黙って見守って、と協力をお願いしました。

屋外に出かける前に、ウォーミングアップのゲームも少し。
体と心をほぐします。

今回はマッチを使います。
火の危険性を共有した後、マッチの安全な擦り方をみんなで考えます。

1人1個マッチ箱をもらって・・・

どのくらいの力で、どの向きで、マッチをするのか?
どう持つと熱くないのか?火のもちがいい向きは?

じぶんで やってみる!
失敗してもOKです。

マッチを擦ったら、丸めた新聞紙に火をつけてみます。

ついた!

新聞紙が燃え尽きる前に、小枝に火をつけるにはどうすればいい?
これも、じぶんで考えてやってみる。
簡単そうでいて、
じぶんでやってみると案外できないことって多いですね。

お昼ごはんの後も、
検定に向けて、さらに学びを深めます。

みんなが指さしているのは、山のほう。
そう!木がたくさんある山で火を使うのは要注意です。

火起こしで使う枝は、じぶんで山に入って集めます。
燃えやすそうな木や葉っぱは どれだろう?

火を起こす前に、必要な材を集めておきます。

さて。どうやって枝を組めばいいんだろう??

じぶんで考えます。

盛り過ぎでは…?
と思うけれど、おとなは黙って見守ります。
一人ひとり、じぶんのペースで取り組んでいます。

さすがは6年生!
学んだことを実践に生かして、短時間で火を育てました。

マッチを擦るのは、やっぱり怖い…。
時間はかかっても、
何度も何度もチャレンジして、安全な使い方を体得していきます。

こちらは、お父さん2人。
大きいサイズの枝も上手に組まれています。
アウトドア好きとのことで、さすがです。

検定に合格するには、
太めの材に火を移し、安定した焚火にする必要があります。

が、、焦げるだけで、なかなか燃えず…
あれこれ試行錯誤する子どもたちの姿がみられました。

このくらいしっかり燃えたら実技は合格!

最後には、筆記試験もあります。
身体で体験することも大事。頭で理解することも大事。

14人中10人が検定に合格し、
修了証とともに、FIREのワッペンを授与されました。
おめでとうございます!

検定に合格した人も、惜しくも逃した人も、
今日がサバイバルマスターへの一歩目です。

いざ!というときに動けるように、
これからも、自分で考えて試してみる体験を大切に、
学び続けていただけると嬉しいです。

甲山森林公園では「めざせ!サバイバルマスター」第2弾として、
「SOS」プログラムを、2月24日(月・祝)に開催予定です。

2月も、講習&検定費のうち、
子どもたちの検定費2000円を
甲山森林公園が負担補助して、子どもたちの学びをサポートします!
参加お申込み好評受付中です。

この機会に、サバイバルマスタープログラムにチャレンジをぜひ!

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