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自然情報 更新日 : 2025年11月05日

11/1(土) 「第21回 公園ネイチャーガイド」

【開催報告】11/1(土) 主催イベント「第21回 ネイチャーガイド」は、はじまったばかりの紅葉と秋の木の実を楽しみました。

前日の雨の寒さもなく、秋晴れの甲山。ロングコースで管理棟に戻るのが少し遅くなり、12:15のバスに乗ることができなかったら戻ってきますとおしゃっていた参加者の方、 無事乗れたようでよかったです。 公共交通利用促進キャンペーンのアンケートでランタンをゲットいただけたことも良かったです。11~12月、公共交通機関を利用して公園に来られた方は、アンケートにお答えいただくとミニランタンをプレゼント。先着順でなくなり次第終了です。

今回のネイチャーガイドのコースは管理棟前~みくるま池~レストハウス~北入口軽登山道~なかよし池~北入口みどり橋~管理棟前

ハゼノキの種は和ろうそくの原料になり、ツバキは油になります。ツバキの外果皮が落ちていましたので実を探し、種を割って油ぶんを確認しました。

みくるま池では、先日の生きもの調査結果と外来生物が及ぼす影響について、生物多様性のお話をしました。

クスノキ、ムクノキ、ミツバアケビ、シラカシ、クサギ、タイサンボク、イヌビワ、シャシャンボと木の実いろいろ。一つ一つお話するとなかなか前に進みません。

ジョロウグモもじっくり観察すると面白い 。皆でオスのジョウロウグモやイソウロウグモを探してみました。

その後もお花は少ないですが、見どころ満載。

湿原内には、スイラン、ワレモコウ、リンドウが見え、センブリやホザキノミミカキグサ、サワシロギク、サワヒヨドリ、ヒヨドリバナなど

センブリ
花が小さいホザキノミミカキグサ この季節に花を見ることができるとは!

クロモジの香りを楽しみ、ヌルデの虫こぶを観察し、なかよし池で河川敷の植物と野鳥のお話

見晴らし台から万博の大屋根リングと赤い球のパビリオンがまだ見えました。

見て食べて触ってにおいをかいで、やってきたばかりの冬鳥の声に耳を傾け、五感をフル活用。参加いただいた皆様と秋を楽しみました。ヌルデの虫こぶ(ヌルデミミフシ)とヌルデシロアブラムシの関係については調べると面白いです。なかよし池でこれなんですか?と質問いただいた植物はハンノキでした。

<<<本日観察したもの>>>

植物…ハゼノキ、ヤブツバキ、クスノキ、ムクノキ、オオバヤシャブシ、ミツバアケビ、シラカシ、トウカエデ、クサギ、タイサンボク、ラクウショウ、イヌビワ、シャシャンボ、トベラ、ヤマボウシ、コブシ、サクラ、ハギ、ススキ、センニンソウ、ソヨゴ、トウネズミモチ、ウラジロノキ、ウメモドキ、アキノキリンソウ、ホザキノミミカキグサ、スイラン、ワレモコウ、リンドウ、センブリ、サワヒヨドリ、ヒヨドリバナ、サワシロギク、ヤマノイモ、ナツハゼ、サルトリイバラ、ウラジロ、コシダ、コバノガマズミ、サンシュユ、クロモジ、レモンエゴマ、セイタカアワダチソウ、オオブタクサ、ハンノキ、ヤブムラサキなど

昆虫他…ジョロウグモ、キタキチョウ、アカトンボの仲間、ヒヨドリ、ジョウビタキかルリビタキの声

<<<参加者さんの感想>>>

・緑や自然に触れられて楽しかった。知らないこともたくさん知れた。木が何の材料になるのかに興味を持った。

・秋らしいものがたくさん見れました。

・丁寧に説明いただいた。

・季節の花などを知ることができた。

・秋の植物をたくさん教えていただき、また来たい、通いたいと思った。

・ちょうどいい長さの時間と内容が心地よい。

 次回公園ネイチャーガイドは1月です。詳細は、12月中旬発行の『かぶにゅーVol.49』に掲載されます。みなさまのご参加お待ちしております♪

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