3/23(日) 初心者向け『親子で鳥を見に行こう!』
【開催報告】3/23(日) 主催イベント~初心者向け「親子で鳥を見に行こう!」のご報告です。
昨日、今日と20度越えの陽気となり、暖かな日となりました。ヒサカキの花が一斉に開花し甲山周辺は春の香りに包まれています。
初めに、注意事項の後、 双眼鏡の使い方などをお話して、まずは望遠鏡で、どれくらい大きく見えるかを体感。 鳥がいなかったので人工物で体感いただきました。

管理棟横の花壇に鳥の羽が散乱している様子を見て頂き、何故かしらと考えて見ます。
管理棟の建物の窓ガラスを少し離れて見ると、ガラスに木々が写っています。窓ガラスの奥にも森があるように見えます。そして窓ガラスには、鳥があたった痕跡がありました。シロハラがタカから逃げようとして、窓ガラスに突っ込んで絶命し、それをタカが食べた痕が先ほど見た羽根の散乱の様子でした。

今日の野鳥観察コースは、管理棟前~みどり橋 ~みくるま池 ~管理棟前
みどり橋の上から鳥を探してみます。何羽かのカラスが飛んでいく様子を観察してカラスにも種類があることを教えてもらいます。甲山周辺にいるのはハシブトガラス、ハシボソガラスの2種類だそうです。鳴き声の違いはわかりますか?橋の上から見える「ユラユラしているのは何?」と質問がありました。「実ができるとその種をカワラヒワなどの鳥が食べに来ます。ユラユラしているのはハンノキの雄花。茶色い実は去年結実したものです。」そんな話をしながらみどり橋を渡って、階段を下ります。
サンシュユの花が満開でした。
サンシュユ
池にはカルガモが複数羽とカワウがいました。カルガモはフジのつるが池の水面に付きそうな場所で天敵から身を隠しているようです。カワウが池に潜って魚と取る様子を観察することが出来ました。
みくるま池そばのネコヤナギも開花しています。双眼鏡は鳥だけでなく遠くの花をじっくり観察することもできます。

満開のサンシュユにヒヨドリが来ていました。花を加えているように見えます。

参加者さんに、ヒヨドリを見る前におなかがオレンジ色の鳥を見たと教えて頂きました。手持ちの写真を見てもらうとジョウビタキのオスとわかりました。
しばらく歩いてみくるま池の橋の上まで来るとまたまたヒヨドリ。今度は、くちばしのまわりがツバキの花粉で黄色くなっています。
フジのツルの下にいたかるがもたちも人がちかづくと逃げていきました。
鳥を探していると樹上にキノコを見つけてくれました。

常緑樹の樹上で鳥の声がたくさん聞こえます。でも、なかなか見つけることができません。緑の葉が茂っているとこは見つけにくいですね。人が鳥を見つけるより鳥が人を見つけて逃げる方が早いです。
今日観察した鳥(声) キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、カルガモ、カワウ、ジョウビタキ♂、メジロなど
≪参加者さんの感想≫
・『自然の中で鳥の鳴き声をききながら歩くことが出きて気持ち良く過ごせた。』
・『あまり子どもが関心をもたなかった。 』
4月~6月のイベントも盛りだくさんです! 詳しくは『かぶにゅー』vol.46をご覧ください。
みなさまのご参加お待ちしております♪
スタッフT&N